ウコンは酒の友だけじゃなかった!
2025/05/09 (Fri)
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2011/10/22 (Sat)
ウコンについて
ウコンは粉末やお茶など様々な方法で商品化が進み、
手軽に入手できるようになりましたね。
しかしかつては、直接沖縄あたりにいかないと、
良質なものはなかなか手に入らかったんですよ。
ウコンは、ショウガ科に属する多年草で
ショウガやニョウガなどの仲間で美しい花を咲かせ、
国内では主に沖縄、種子島、石垣島、屋久島、
奄美大島、鹿児島などで栽培されていますが、
沖縄はその中で、日本最大のウコン栽培地です。
亜熱帯の植物であるウコンの育成には
太陽エネルギーと肥沃な土壌が必要なので、
日本では沖縄がぴったりなんですね。
これはどの農業にも言えますが、やはり
均一で良質のウコンを生産するにはやはり手間暇と費用が
かかるものなのです。
例えば、畑に珊瑚礁粉と炭長炭を用いたり、
連作障害を避けるために2年作付けしたら
1年休耕させるなどの配慮がされています。
ウコンは現在数十種類が見つかっていますが、
日常生活の健康に役立つされ、
注目されているのが「春ウコン」と「秋ウコン」です。
食用として身近なところでお世話になっているウコンには
1,000種類以上の成分があることがわかっています。
このウコンですが、中国だけでなく、
日本でも古くから知られていて、邪馬台国では、
女王卑弥呼が薬としても愛用し、
中国の王にもこれを献上したといわれています。
さらに江戸時代になると、八代将軍吉宗が、
朝鮮人参と共にうこんの栽培に挑戦し、
その結果成功し一般の人にもその名が知れ渡ったそうです。
江戸の後期になると、薬効の高い植物として人気を集め、
そのころ出版された図鑑などにも紹介されていました。
江戸時代きってのユニークな人物だった
平賀源内が書いた『物類品しつ』という本にも紹介されていました。
ウコンはインド伝統医学のアーユルヴェーダで、
黄疸(おうだん)の特効薬とされています。
*ウコンの効果と効能*
漢方では、理気(気を巡らせて整える)・
去お(血行障害の治療)・
痛み止めとして、胸部痛・月経痛・打撲などに用いられます。
また、利胆(胆汁の分泌促進)・健胃作用があるので、
肝臓の不調・胃炎や胃酸過多などにも使用されています。
ウコンに含まれるクルクミンや精油などの有効成分には、
胃液の分泌を高めたり、血液凝固の防止・鎮痛鎮静・
コレステロール値の抑制・ガン抑制・抗酸化・
アルツハイマー予防など非常に幅広い効能が
あることがわかっています。
ウコンはターメリックとも呼ばれ、
スパイスとしてカレー作りになくてはならない存在です。
その明るい黄色とスパイシーな風味が特徴で、
インドや東南アジアでは人々の暮らしに根付いてきました。
日本ではたくあんの色付けにも使用しています。
インドネシアの結婚式では、
新郎新婦がウコンを擦ったものを体に塗る風習があります。
「浄化」を意味する化粧品としても使われていて、
南インドでは、ウコンで顔をうっすらと黄色く染めた
婦人が見かけられます。
ウコンには邪悪なものを避ける力があると信じられているタイでは、
お坊さんがウコン染めの外衣をまとっています。
また、ウコンには防虫・抗菌の効果もあり、
ウコン染めの風呂敷で大切な衣類や書画骨董などを包んでおくと、
虫がつきにくくなります。
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